腸内細菌叢の研究は大きく進展し、ヒトの免疫機能への影響が明らかになっています
腸の環境が全身に影響を及ぼしているらしです
日本国内では、健康な方の便を腸疾患の方の腸内へ内視鏡をつかって散布することが先進医療としておこなわれています(2024 年4月現在)
ここでは便ドナーの募集、便検体の管理、細菌液の調製、品質管理などが計画的におこなわれています
医療業界では2000年一桁ごろから,腸疾患は和食中心の方はなりにくいとか,漢方薬は便秘や下痢のない方のほうがよくきくことは定説めいた話ではありました

腸管免疫が直接的にきいてくるのは消化管感染症です
およそ2割の食品には食中毒の原因であるセレウス菌が付着していますし黄色ブドウ球菌は皮膚の常在菌です
これを跳ね返して健康をたもてるのは胃酸をふくめた消化管の防御機能のおかげです
腸管ではリンパ球が作る抗体の存在が重要視されています
全身の健康がたもたれていると腸管の抗体も効率よく働きます
全身が健康であれば腸は健康であるし,腸が健康であれば全身も健康であるので,腸の状態を良くしおくことは重要な健康管理と言えます
具体的にはまずよく噛むことが提案されています
異臭・異味検出によって害となるものを発見できるます
よく噛むことは胃液の分泌を促進し,酸により多くの病原体を無力化します
よく噛むことは栄養吸収の効率をたかめます
腸内の乳酸菌も重要です
乳酸菌のふくまれた食品・・・たとえば漬物

乳酸菌の増殖環境をととのえる食品・・・たとえばバナナや野菜
摂取する食品で腸内の環境は変わります
適正な運動も腸の環境調整に大切です
健康であること
さらに言うと腸の状態がいいことが食中毒病原体に暴露にさらされている私たちを守っていてくれているようです
また,親御さんの「手をあらって」「たまごや果物のように生でたべるものはよく洗って」言葉も守らないといけません
脂の多いもの 砂糖の多いもの 食物繊維の不足はよくないようですね


