身体はトラウマを記録する 脳・心・体のつながりと回復ための手法
ベッセル・ヴァン・デア・コーク
妄想型統合失調や境界型人格障害の症状を示すものにトラウマがあることを示しています。トラウマによる症状に薬物を使用することはよくないことを示唆しています。人が自分の人生を完全に取り仕切ることを目指した内容です。
トラウマの器質的責任部位とその発症機序を示しています。
回復のための方策も述べられています。
解剖学的理解が新鮮でした。トラウマが感覚・記憶・理性的制御の乱れから生じ,困難ではあるがその対処があることを知りました。
トラウマが自己免疫疾患や神経疾患の引き金となることにも驚きました。
精読を重ねていきたい書籍です。